千代の光酒造(新潟県妙高市)は1860年創業の歴史ある蔵元で、淡麗さの中にやわらかさを併せ持つ独特の酒質が特徴です。矢代川の伏流水を使用し、伝統を受け継ぎ丁寧な酒造りに定評があります。2015年からは「KENICHIRO」シリーズも展開、2020年にアッサンブラージュを展開しました。伝統と革新の両面で日本酒ファンから支持されています。
今回は、サイトリニューアルの背景と、その後の効果について池田社長にお話を伺いました。
リニューアルのきっかけ
松山:ホームページをリニューアルすることになったきっかけを教えてください。

池田様:当時コロナウイルスが収束に向かっている時期で、補助金を絡めて新たなアッサンブラージュの取り組みと、ポストコロナを見据え、蔵見学や酒蔵の特徴をサイトでしっかりとアピールしていこうと考えていました。
こだわった部分
松山:コンテンツ設計や情報の⾒せ⽅で、特にこだわった部分はありますか?

池田様:当時の社長(現会長)が考案した日本酒のアッサンブラージュは前例のない取り組みだったため、初めての方にも伝わる見せ方について、時間をかけて制作していただきました。
松山:何度も打ち合わせを重ね、実際にアッサンブラージュ体験もさせていただきました。数%の調合の違いで味わいが大きく変化することに感動したのを覚えています。
体験したことで、伝え方もより明確になったと感じました。
松山:アッサンブラージュの申し込み数や感想・効果などがあれば教えてください。
池田様:初めての取り組みだったため、単純に数の多さを比較することはできませんが、蔵見学と合わせてお申し込みいただく方が多かった印象です。
松山:アッサンブラージュを体験される方は、どのような層が多いのでしょうか。
池田様:お酒に精通した方が多い印象です。より深くお酒を探求したいという方々ですね。また現在でも、酒屋や飲食店において、アッサンブラージュで調合したオリジナル商品を提供しています。
リニューアルの効果
松山:ホームページをリニューアルしたことでどのような効果がありましたか?

池田様:ホームページをリニューアルしたことで、最も大きな変化は「問い合わせの質」が向上したことだと感じています。
松山:具体的には、どのようなお問い合わせが増えたのでしょうか。
池田様:雑誌やテレビなどのメディア掲載の依頼など今まであまりなかった問い合わせが増えてきています。
松山:蔵見学の数にも影響はありましたか?
池田様:テレビ取材の影響もありますが、それこそ10倍とまでは言い過ぎかもしれませんが、それに近いくらい増えています。
蔵見学に関しては、現在は対応できる体制が整っていないため受け入れを停止していますが、再開の際にはサイトでご案内する予定です。
今後の展開
松山:サイトの今後の展開に関して教えてください。

池田様:新潟や東京のお店に置いていただくにはどうすればよいか、また、何千種類とある日本酒の中でどのように差別化できるのかを常に考え、発信していくことが今は重要だと感じています。そうした想いを、サイトでも表現できればと考えています。
松山:その点については、今後も引き続きご提案させていただければと思います。
松山:個人的にはKの白麹が好きなのですが、なかなか手に入らないので、オンラインでの販売もあれば嬉しいなと思うのですが。
池田様:現時点ではオンライン販売は考えていませんが、期間限定で会員様向けのオンライン販売のような取り組みは検討してみたいと思っています。

松山:昔からのお客様や販売店を大切にされている酒蔵だと、インタビューを通じて改めて感じました。
また新たな酒造りにもチャレンジされており、「K」ブランドの今後の展開がとても楽しみです。
本日はお忙しい中、取材にご協力いただきありがとうございました。
